ポケモンっぽい生き物「疑似ポケモン」をまとめた
※「疑似ポケモン」は造語です
初めに
昔から好きだった「チビノーズ」のような存在について少しまとめてみたいという思いがあったところに、インターネットの知り合いの皆さんによって「リモートポケモン学会」*1なるものが行われ、その熱に突き動かされて自分もやってみようと書き始めました。
この記事では「ポケモンっぽいけど図鑑に載ってないやつら」に疑似ポケモンという括りを作り、紹介します。
一つ一つについて深く考察したものではありません。全体を通して、僕の考えた「疑似ポケモン」についてなんとなく理解してもらえたらいいなと思います。疑似ポケモンの判断は僕個人によって決めています。
注意:ポケモン図鑑では「〜らしい、〜といわれている」などの表現がよく使われているため、「書いた人の解釈の混ざった純粋な情報ではない」という読み方もありますが、本記事では基本的に事実として捉えて考えていきます。
サムネ
疑似ポケモンの基準
疑似ポケモン自体が私の造語なので、キチンとした基準がありません。そのため、この項目では疑似ポケモンではないものをいくつか紹介します。これによって、何となくの輪郭を掴んで頂けたらなと思います。
①クチート
クチートには本体とは別に大きな口のようなものがついています。しかし、そこに意志は無く、図鑑説明に「ツノが変化したもの」と書いてあることなどから、あくまでクチート本体の一部に過ぎないと判断します。
②ダブラン
ダブランは二つの脳みそを持ち、それぞれが別々の思考を持つポケモンです。
二つ目の脳みその見た目がただの緑色の丸いものであるところからあくまで器官の一つに過ぎず、疑似ポケモンでないという判断をします。愛嬌もひとつの判断材料になっています。
群体系のポケモンの中から1つを抜き出した時、それを疑似ポケモンとする場合としない場合があります。レアコイルは後者です、抜き出してもほとんどコイルだからです。図鑑に載っているポケモンそのまんまの形ではないことも疑似ポケモンの基準の一つです。
他にもパラセクトの冬虫夏草や「なみのり・そらをとぶ」のときに出てくるグラフィックなども今回は疑似ポケモンとしてません。
まとめると
- 身体の器官としての側面が強いかどうか
- 愛嬌があるかどうか
- 図鑑に別の種類として載っているかどうか
という感じでしょうか。これらのうちのどれかを満たしていても、他の特徴から疑似ポケモンと紹介しているものもあります。あくまで参考程度でお願いします。
疑似ポケモン
巻き貝シェルダー
遂には乗っ取ってしまう
マンタインやドラパルトなど、違う種類のポケモンを身につけているはいくつかいますが、それらはどれも図鑑に載っている姿です。
巻き貝シェルダーは図鑑と姿形が異なる点や本体の特徴と密接に関わっている点、ゲーム内で進化にシェルダーそのものを必要としない点などから疑似ポケモンとして判断しました。
疑似ポケモン界の古株であり有名株である巻き貝シェルダー、初代より存在しており第八世代までにいくつも新しいすがたが発見されています。
参考にした図鑑説明
ヤドラン
メガヤドラン
「メガシンカの エネルギーを あびた シェルダーは てっぺきの よろい。 ヤドンには とくに へんかナシ。」
ヤドラン(ガラルのすがた)
「かみついている シェルダーの ベロを にぎると まきがいの せんたんから もうどくの えきたいを うちだす。」
ヤドキング
「シェルダーの どくそが ヤドンの のうみそを かけめぐり きせきてきに ひめた ちのうを かくせいさせた」
ヤドキング(ガラルのすがた)
タマ
ナッシーの頭が落下で割れてタマが出てくる説を推してる
タマタマ・ナッシーの頭のうちの1つ。ナッシーの頭が落ちてタマタマになるとの記述があるため、まとめて1つの疑似ポケモンとして判断しました。
群体系から1匹をピックアップするタイプの疑似ポケモンです。
ナッシーの時に見た目が違うのは、落ちるた時にタマを守るための殻(=黄色い部分)に包まれているからだと解釈しています。
参考にした図鑑説明
タマタマ
「6ぴきで いないと おちつかない」
ナッシー
「大きくなった 頭の ひとつが 地面に 落ちると タマタマになる。」
ヘイチョー・ヘイ
いいよね
タマと同じく群体系から1匹をピックアックするタイプの疑似ポケモン。
しかしタマタマと違い群内に上下関係があるのが特徴。リーダーが「ヘイチョー」でその他が「ヘイ」。これは本家から名付けられている名前です。
(ヘイチョーは分かるけど、「ヘイ」はちょっと面白いネーミング。)
タマタマはそれぞれが不思議な力で引き寄せられ6匹でないと落ち着かない、というエスパータイプらしい習性で群れになっています。タイレーツの場合はどうなんでしょう。また、ヘイチョーとヘイが元々別に存在しているのか、群れの中で1番強い個体がヘイチョーとなるのか、など色々気になるポケモンです。今後の図鑑説明が楽しみです。
図鑑説明
タイレーツ
「ヘイチョーと よばれる 1ぴきと ヘイと よばれる 5ひきで ひとつ。」
ジガルデコア・ジガルデセル
設定だけ見たら群体系からピックアックしていることになりそうなジガルデコア・ジガルデセル。タイレーツのようにそれぞれに役割があります。「セルが集めるとフォルムが変わり、コアを集めると技が増える」というものですね。
ジガルデコアは「XY&Z」での「プニちゃん」が印象深いのではないでしょうか。
実際にアローラで集め回ったのも懐かしいですね。(似たようなことは最近もよくやってる)
ジガルデ
10%フォルム「セルと 呼ばれる ジガルデの 一部 が 10%ほど 集まった 姿」
50%フォルム「セルが 50% あつまった すがた。」
パーフェクトフォルム「すべての ジガルデ・セルが 集まり 誕生する。」
ちびギア・でかギア
ギギギアルの内訳
続いては、ギアル族の「ちびギア」と「でかギア」です。これも公式でついている名前です。
ギアルはちびギア×2でありギギアルはちびギア×1とでかギア×1と説明するとわかりやすいかと思います。
ギギアル→ギギギアルで増える「トゲのついたギア」の中にある「赤いコアのギア」は生き物でなく、エネルギータンクの役割をする物のようです。自らの力をより発揮するために用意された道具、装備と言えそうです。
今回はちびギアとでかギアのみを疑似ポケモンとします。
ちびギアやでかギアを組み合わせてギアル〜ギギギアルを作れるフィギュアがあったら面白そうですね。
ギアル
「2つの からだは ふたごよりも ちかい。べつの からだどうしだと いまいち うまく かみあわない。」
ギギアル
「ほんきの ときは でかギアの そとの はぐるまと ちびギアが がっち。」
ギギギアル
「3つの ギアを こうそくかいてん。あらたに ふえた トゲの ついた ギアは いきものでは ないのだ。」
チビドガス
非公式ですがネット上では広く使われている印象がある名前です。アニポケではコジロウがコスモッグのことをプチドガスと言っていましたね。
あくまでガスの少ないドガースという設定のようですが、見た目が変わっているため今回は疑似ポケモンとして判断。
「どちらかが ふくらむと どちらかが しぼむ ふたごの ドガース。」
(ギアルの図鑑説明の「ふたご」はこれを意識してるのか?なんて思いました。)
たま
(タマタマはカタカナでタマで、こっちは平仮名)
名前は図鑑での表記です。チェリンボの小さい方を指します。
ギギアルやマタドガスのように小さい方にも意志があるのかと思いきや、進化に必要な栄養分が詰まったただの器官のようです。とても甘くて美味しいらしいので、そうすることで本体の身を守る役割があるのかもしれないですね。
本体の一部のようですが顔があってかわいいので疑似ポケモンとしました。
チェリンボ
「しんかに ひつような えいようぶんが ちいさい たまに ためられている。 とても あまくて おいしい らしい。」
なんか似ている3匹
疑似ポケモン的な見方をすると「それぞれが個別の擬似ポケモン」「実は進化前のポケモン」「本体の器官にすぎない」と、三者三様の成り立ちとなっていることが分かります。これに気づいたら疑似ポケ学に詳しくなってきた証拠です。
シッポ
キリンリキのシッポです。図鑑の呼び方より名前もシッポ。
小さいのうみそがあり、本体が寝ている時や背後からの攻撃にたいして反応する役割をもちます。本体のために機能を持つ器官でありながら、自分の脳みそを持っている疑似ポケモンは珍しい気がします。(その機能に小さい脳みそが必要だからというのはある)
ちなみに、キリンリキの図鑑説明は9割がシッポについてです。(1割は本体が草食ということの記述)
キリンリキ
「シッポにも ちいさな のうがある。ちかよると においに はんのうして かみついて くるので ちゅうい。」
りょううで
サザンドラのりょううで。モノズ→ジヘッドと増えてきた頭が最後はかわいい腕になるとは。
脳みそを持たない。ジヘッドの時は2つの頭が対等に喧嘩しあってたのに進化すると1つになるのは不思議です。
パペットマペットのようなのに、とても凶暴な大器晩成のカッコいいドラゴンなのが凄いデザインです。
サザンドラ
「りょううでの あたまは のうみそを もたない」
チビノーズ
存在が進化前のノズパスと全く関係がないことは、チビノーズの面白いところの一つです。
チビノーズに意志はなく、本体の磁力で操られていることから、ダイノーズの手足の役割を担う器官と考えられます。とてもかわいいです。
ダイノーズ
「ほんたいは うごかず チビノーズとよばれる 3つのユニットを じざいにあやつり えものを とらえる。」
こども
ガルーラのこども。こどもだけで遊んでいることもあるそうなので、本体とは明確に別の個体であることがわかります。
成長したらポケットを卒業して旅立つのか、それとも、ガルーラと一緒に「こども」も「こども」のまま老いていくのかどっちなのでしょうか。
メガガルーラの図鑑説明は総じて子を想う親のことが書いてあるのでホッコリします。オススメです。
ガルーラ
「はらの ふくろに こどもは いるが フットワークは とても かるい」
みがわり
みがわり
技「みがわり」で出てくるみがわり。かなりかわいい。正体は不明。
ポケセンでみがわりの人形が発売される時、「エルフーンのみがわり」だった気がするけどなんでエルフーンだったんだろう。
これが生き物かどうかはかなりグレーだけど、かなりかわいいので疑似ポケモンとして判断。ポケモンのエネルギーの塊なので生き物でないとも言えないし……
技エフェクトに関しては、他にも混乱のピヨピヨだったり「こうげきしれい」の虫がいたりするけど、キリがないのでみがわりまでということで。みがわりを深追いしない方向でお願いします。
技説明文
みがわり
「じぶんの HPを すこし けずって ぶんしんを だす。ぶんしんは じぶんの みがわりに なる。」
疑似ポケモンまとめ
いかがだったでしょうか。この記事を読んで、新たな発見が一つでもあったならとても嬉しいです。
疑似ポケモンはポケモンというコンテンツの発展と共にあります。これからもより豊かな疑似ポケモンライフがあなたに訪れますように。
あとがき
記事を書いているとき、色々なポケモンについて今までより深く知ることができたのでとても楽しかったです。この記事には書いていないポケモン達のこともよく知れて、更に調べたいことなどが増えてとても良かったです。
いつも楽しくポケモンについて話してくださるTLの皆さんにこの場を借りて感謝申し上げます、ありがとうございます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
画像はポケモン公式図鑑の画像などを元に作成しました。